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amataro's note


In 11 2008

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振り返ってみると


当時27歳であった若輩者の私は、結婚という現実を目の前に車の買い替えを考えておりました もうこんな道楽は許されないのであろうと思い、当時乗っていたE36 325iクーペを売り払い一番欲しい車を探していたのでありました

当時の私にはE36のM3は高値の華であり到底手の出せる車ではありませんでした そんな折に見かけた1990年のDTMのビデオ そこで走っていた一台の車に心奪われました

その当時でさえすでに10年は経過しているであろう車ではありましたが、そのスタイル、存在感は今の時代であっても色あせることなく残っていると思います

そこからE30 M3探しが始まりました 

この型のM3にはいくつかのモデルがあります 
途中限定で発売された、ラバーリア、やチェコットというモデルもありますが、一番特徴的なのはレギュレーションの変更により2500ccが可能になったレースのホモロゲーション獲得の為に500台生産されたスポーツエボリューションという希少な車です

ぱっと見たところでは差がわかりづらいのですが、中身は完全に別物でした 窓の厚みさえ5mmから3mmに変更されるというような細かいパーツの変更点は山のようにあり、また2500ccまでスープアップされたエンジンはもう別格のものでありました

当時1300万ぐらいの価格でしたが、それでもその道のプロの話では全然採算があっていないであろうとの気合の入れよう BMWは本当にメルセデスに負けたくなかったんですね。。。

車を探している途中で一度だけこの車の出物がありましたが、その時の価格でさえ新車のE36 M3が余裕で買えるような金額でありました。。。

現実に戻りいくつか候補を絞り最終的に決めたものは本国並行車両の87年モデル、アルピンホワイトの車両でした 
本国並行のものを探していたのには理由があり、平行物はギアがゲトラグのクロスミッションを積んでおり、レース用のギアパターン(左下が1速)という理由でした
ディーラー物は通常のミッションということもあり当時人気がありませんでした

もちろんその当時でも10年落ちの車 メーターを信じれば10万キロに届こうかという車両 さすがにそのまま乗るのは怖かったので、まずはエンジンを開けてみてもらうという条件での購入となりました
もともと腰上(シリンダーブロック上)のオーバーホールは考えていましたので、それも含めてのメンテナンスを行ってもらいました

思ったより状態は良くそのままでも乗れるということでしたが、一応変えられるものは変えていただき1月ほどかかって納車です

さすがに古さを隠せない部分は多々ありますが、それにをおしてあまるものがこの車にはありました 

剃刀のように切れるハンドリングと形容されていましたが、確かにロードインフォメーションはこれでもかというほどあり、的確に4輪の接地状況が伝わってきます

今となっては非力とも思える数値ですが、2.3Lから195psを搾り出すS14エンジンはとてもシャープに吹けあがります
アクセルとエンジンが直結しているかのようなダイレクト感 正直このレスポンスのおかげでE46のM3に乗ったときはアクセルがとてもダルに感じたものです

この大きさの車体、重量にして下から上までストレスなく吹けあがるエンジン どの道を走ってもまるでニュルブルクリンク(走ったことありませんが。。。汗;;)を走っているような感覚でした 

とはいえ暖まるまではダブルクラッチを切らなければ入らない2速(これは2速のシンクロが劣化していたためだと後で発覚)、キャタライザーすら取っ払ってしまったためにその辺のやんちゃな車と変わらない迷惑な排気音、あまりに冷えすぎて吹き出し口に霜が付いてしまうクーラー、やっぱり今の車と比べるまでもありません

若気の至りと言ってしまえばそれまでですが、その当時の私は皮の香りの残る新しい車に惹かれこのM3を手放したのでした

経済的にも精神的にも余裕がなければ維持できない車ではありますが、それだけの対価を払っても乗る価値が十分あったと今でも思えます
そしてまた出来ることなら手元におきたいとさえ思える車でありました

どうもその時の写真が残っていないようなので、DTMもページからお借りしました。。。

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