amataro's note


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DS

最近まったくネタ不足でありまして、新鮮なネタがないのですが、以前に視聴したプレーヤーのことを書いてみようかと思います

スコットランドにLINNというオーディオ・メーカーがありまして、伝統的かつ革新的なプロダクトを生産しており、日本でも有名なメーカのひとつであります
どのプロダクトも洗練された外観を持ち、オーディオ機器としてだけでなく、インテリア的にも十分楽しめるのも人気なのではないかと思います

さて、そのLINNから発売されているDS(digital streaming)シリーズ いわゆる回転系のメカを持たずにHDDをソースとしてLANケーブルで接続して再生するプレーヤーを視聴してみました

amataroのあれこれ

CDを回転する機構を持たないことによるメリットは多々あると思われますが、PCオーディオが普及しない点を鑑みるとあまりメリットばかりでもないのかと思っていました

まず通常のCDプレーヤーでは音を途切れさせてはならないという点から、読み取りにエラーがあったとしても読めなかったデータは補完する方向で次の読み取りに進みます 現在の技術を持ってしてもCDに入っているすべてのデータをオンタイムで拾い出すことはできないのだそうです
それに対しパソコンで行われているCDのデータの読み出しは、データの読み出しがエラーとなっても100%になるまで繰り返し読み込みを行うことで100%の音を取り出せます まずこの点でCDプレーヤーとは違います

今までにもパソコンにリッピングしたものをCDプレーヤーの代わりとする方法はありましたが、パソコン自体がかなりノイズを発生するものを持ち合わせている(ハードディスク、ファン、etc)ので、あまり再生には適さないという見解が一般的でした

また音の送り出しですが、読み取ったデータをDACでアナログ変換する際にどれだけ正確なタイミングでデータをシンクできるかという点があります この点は外部クロック等を導入することで読み出し、送り出し、変換の時間軸をそろえることで揺らぎの少ない音の転送を行うという方法があります 水晶発信器やルビジウム発振器を搭載するマスタークロックジェネレーターで機器間をシンクすることで正確な同期を行うことが音質の向上につながるということです
ルビジウム発振器では±0.00005ppm (ppmは百万分の1)の精度での発振を行い、マスタリングの世界ではセシウムを導入している(セシウムはルビジウムのさらに1000倍)ところもあるようです

DSはNASからネットワーク経由でデータを受け取るので、データの遅延に関してはバッファを持つことでデータの途切れや揺らぎを減らしていると言うことです


どうも難しい世界ですが、どんなに理論を積み重ねても結局音が良くなければどうにもなりません しかも厄介なことに音の好みには個人差があります
なのでやっぱり聞いて見てどうかと言うことになります

長くなりましたが、銀座のサウンドクリエイトさんでakurate DSとKlimax DSを聞かせてもらいました 聞かせてもらったシステムはすばらしいシステムで、akurate DSとakurate CDからNuForceのプリアンプ、モノラル・パワーアンプを経由してCremona elipsaを鳴らしていました

まずakurate CDで聞かせてもらい、その後リッピングしたものをDSで聞かせてもらいました 
音の傾向としてはやはりLINN特有のもので、比較的緩やかに音が流れるような感じなのですが、DSで再生されたものはなんと言うかヴェールが一枚はがれたようなクリアさが増している感じでした
CDの再生だけでは分からなかったものの、DSから出てくる音はにじみがなく、一つ一つの音の粒立ちが際立っているという感じでしょうか とはいえ、キツイ音でもデジタルっぽい音でもなく、とても滑らかな質感を感じられます

その後別のシステムでKlimax DSを聞かせてもらいましたが、これはまたこれで別格ですね 実際Akurate DSとKlimax DSの中の基盤、回路はまったく同じものだそうです 違うところは筐体と電源部分なのだそうですが、それでもやはり音のグレードは変わるということですね
Klimaxの筐体はアルミ無垢からの削りだしです 実際アルミの塊から筐体の形にくり抜くらしいです 

DSのポテンシャルは十分に味あわせていただきました そのうちに国産のメーカーも近いものを出してくる(もしくはもう出てるのかも?)知れませんが、今後の方向性としてはとても明るいと思えるものでありました

なにはともあれまずは貯金しないと。。。
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Comments

Edit1 ■無題
こんにちは。

LINNは、私も何度か試聴しておりますが、ハイテクからイメージされる硬質な音とはまるで無縁の、油絵のような濃密でしっとりした描写で、他の現代オーディオではなかなか味わえない個性を持つブランドであると思っています。デザインもお洒落ですよね。

ご指摘されているように、回転メカを用いないHDDオーディオのメリットは確かに存在すると私も思っています。最近の業界動向はあまりチェックしておりませんでしたが、これは早々にキャッチアップしないといけませんね(笑)

試聴環境では、音源データはどのようなものであったのでしょうか? 私の拙い記憶では、通常ネット等からダウンロードできるような音源は圧縮データではなかったかと思いますが(間違っていたら訂正してください)、それでもCDを上回るような音質が出ていましたか?

いずれにせよ、デジタル技術の進歩は日進月歩ですね。とはいえ、音質の向上は嬉しい反面、ケースを開いてシステムにディスクをセットするという「儀式」が将来的に無くなってしまう可能性を考えると、一抹の寂しさもあります。何せ、「古い」人間なもので(笑)
Edit2 ■無題
Dachiさん こんにちは

私もどちらかと言うと古いタイプの人間なんで、デジタル圧縮された音源なんて。。。というタイプですが、いやはや聞いてみるとすごいもんです

その時に視聴させてもらったのは、自分で持っていたCDをFLAC形式でリッピングしてもらったものです FLACは可逆音声圧縮なので、リッピング時のデータを復元できますが、それでも圧縮音源ですね
それと元のCDをプレーヤーでかけて聴き比べましたが、正直比較になりません

何が一番違うかというと、DSは再生時でもノイズが全く聞こえてこないんです 所謂ノイズフロアが低いというやつなんでしょうが、その後CDで聴くと音の出ていないところですらずいぶんとノイズが目立ってしまいます

またLINNは自分のところでレーベルを持っていることでも有名ですが、素晴らしいのはスタジオマスター音源が買えることです ちなみにスペックはFLAC 24bit 88.2kHz 1,013.5MBというとんでもないもので、こればかりはCDやDVDなどのメディアでは買えませんね

これも聞かせてもらいましたが、ちょっとぶったまげると思いますよ(笑) 大袈裟かもしれませんが、CDとiPodぐらいの差があると感じました

ぜひお気に入りのCD持って視聴しに行ってみてください
Edit3 ■デジタル
amataroさん、こんにちは。月光花です。

デジタルの世界は無限の可能性があります
ねぇ~

ブルーレイもそうですけど、スペックをフル
に生かすシステムって恐ろしくリアルであり
ます(笑)
ダイナミックレンジが超絶広く、おそらく人の
聴覚を超える高周波数の再生も、実はリアル
感に影響があるんだと思います。

こうなると、録音素材が重要になりますよね。
スペックが良くても録音環境が悪けりゃ、宝の
持ち腐れですもんね。

アナログ派、レコードの良さとはまた違う世界、
デジタルの進化はどこまで進むのでしょう♪
Edit4 ■無題
月光花さん こんにちは

デジタルは精度が上がるほどアナログに近づいていって、もう人の方がその区別をつけられないような所まで行っている様な気がしますね

カメラもデジタルの恩恵ってとても大きいのだと思います
でもたまにアナログに戻って、見返して見るというのも良いと思いますねー
Edit5 ■デジモノ
こんにちは!

CDから100%のデータをすいだしてHDにストア・・・、
確かに、不安定な回転系をシステムから切り離すことで、
かなり情報としてはピュアになりそうですね~。

しかし、デジモノは進歩が速くて、ついていくのが大変ですね。
というか、新製品をチェックしたり、ついていく努力をしていないんですが(笑)。

CDプレーヤーでも探してみようかな・・・。

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